IKKa 5 プリザーブドフラワーのお話しBlog
フランスのヴェルモント社とベルギーのブリュッセル大学、ドイツのベルリン大学との共同研究で、1991年に「長寿命の切花製法」として世界特許認定を取得した製法で、生花にオーガニック系の染料を吸わせ、特殊な加工を施すことでナチュラルな姿や、鮮やかな花色を長期間にわたって保つ加工花をプリザーブドフラワーといいます。
その語源はプリザーブ(preserve)「保存する」という意味の英語からきています。
生花の加工にはドライフラワーとプリザーブドフラワーが知られていますが特性が違います。
「ドライフラワーの特性」
ドライフラワーは、花や草木を自然乾燥や、乾燥剤などを使用して乾燥させて作ります。長く飾れますが、プリザーブドフラワーと比較すると劣化が早く、飾っていると次第に色あせてきます。生花が持つ鮮やかさはなく乾いた手触りで、細かい花や葉は触るとポロポロと落ちてしまうことがありますので落ちガラのお掃除が必要です。
「プリザーブドフラワーの特性」
プリザーブドフラワーは、見ごろを迎えた花を摘みとり樹液を抜き、オーガニック系の染料に浸して染色し排水してから乾燥させるという4つの工程を経て完成します。
この手間のかかる作業で、鮮やかな花色と風合いを損なわず、色あせることもなく、手触りも花や草木そのものです。湿気・直射日光・強い光のある場所を避けて飾れば数年間美しさを保つことが可能です。
「ドライフラワーとプリザーブドフラワー、材料費の違い」
ドライフラワーにできる花や草木の種類も多くあり、乾燥をさせて作るという工程のみなのでお手頃価格で購入できます。自分で作る事も出来ます。
プリザーブドフラワーは複雑な製造工程と高度な技術が必要なため、限られた種類のお花や草木しかありません。価格も種類によっては高価なものもあり1輪で1,000円前後という事もよくありますので、それらを使って制作をするためお値段も高めになってしまいます。
このようにドライフラワーとプリザーブドフラワーはそれぞれの特性がありますので場所やシーン、またご予算に合わせて選ばれると良いと思います。
我が家では、仏壇や遺影の傍にはハーバリウムの仏花バージョンや、プリザーブドフラワーの仏花にしています。
あと予算があれば、キッチンや寝室にはグリーン系のドライフラワーのスワッグやミモザのドライフラワーのリース、玄関やリビングにはプリザーブドフラワーを飾りたいかな。
お小遣いを貯めて一点ずつ増やしていきます!!